
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、仙台市との協力のもと公園の使用許可を得て実施している、西公園中央広場でのフードトラックによる炊き出し支援を「災害対応型炊き出し」と位置づけ、2月17日(火)に、2回目を開催する。
「災害対応型炊き出し」実施の目的
オペレーション・ブレッシング・ジャパンの「災害対応型炊き出し」は、平時からフードトラックによる炊き出し支援を行い、災害発生時にも、同じ場所・同じ運営方法・同じスタッフ体制で支援を継続できる仕組みをつくることを目的としている。
2025年10月に開催された前回の「災害対応型炊き出し」では、ライフラインが途絶えた状況を想定して、運営に必要な電源は蓄電池から確保し、フードトラックのプロパンガスとカセットコンロを使って調理を実施。炊き出し用アルファ米はお湯を注ぐだけで完成し、1箱で50人分のご飯をつくることができたそう。

具だくさんで温かい仙台風芋煮は、約100食分を用意。多くの人に喜ばれ、冷たい風の中で笑顔が広がったという。
今回の「災害対応型炊き出し」の内容

2回目となる今回の「災害対応型炊き出し」では、同団体のフードトラックによる災害時を想定したメニューが提供されるほか、参加者に向けて、日常や災害時に役立つ防災知識のレクチャーを実施。また、電源・水道・ガス不使用の環境での炊き出し体験の機会が提供される。
地域住民にとっては防災を身近に学ぶ機会となり、支援に携わるスタッフやボランティアにとっては、災害支援の実践的な訓練の場にもなる。
こうした取り組みを平時から積み重ねることで、災害時に新たな体制を立ち上げる必要がなく、「いつもの炊き出し」がそのまま災害支援へと切り替わる状態を目指している。
平時からつながりをつくる大切さ
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、東日本大震災以降、各地の被災地で支援の手が届きにくい人たちの存在を見てきた。日ごろから生活に困難を抱える人や生きづらさを感じている人は、災害時に声を上げづらい現状があるという。
だからこそ、平時からつながりをつくることを大切であり、どこに支援を必要とする人がいるかを知り、声をかけ合える関係を築くことで、いざという時に支え合える地域になると考えている。
「災害対応型炊き出し」は、生活困窮者や路上生活者の人々に食事を届けるだけでなく、顔の見える関係づくり、声を掛け合えるつながりづくりをも目的に行われる。

毎月実施している炊き出しには、毎回80人余りが参加し、多くのボランティアに支えられて活動を継続しているという。
寄付や物資の支援を受付中
同団体が実施している炊き出しは、温かい支援のおかげで、弁当のほか、栄養補給に役立つ野菜ジュースやスポーツドリンク、麦茶などの飲料類、さらに食料品や生活用品も渡すことができているという。寒い季節には、カイロや冬物衣類などの寄付も大変喜ばれるそう。
寄付のほか、企業からの協賛や、Amazon「みんなで応援」プログラムを通じた物資の支援も受け付けている。支援の詳細は、HPで確認できる。
災害支援やコミュニティ支援で独自の取り組みを実施
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、2011年3月、東日本大震災の発生直後に緊急支援活動を開始。津波で舟を流された漁師に漁船を提供したり、メガネを失った人に検眼をしてメガネを贈るなど、被災した東北地方の人々の暮らしに直結する内容の支援事業を展開してきた。
2013年3月に、宮城県から特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を取得し、現在にいたるまで、日本の地域社会の課題に向き合い、災害支援やコミュニティ支援、心理的ケアなどの分野で、独自の取り組みを進めている。
防災と孤立防止を兼ねた実践型の「災害対応型炊き出し」に参加してみては。
■災害対応型炊き出し
開催日:2月17日(火)
開催時間:準備開始 午前中、会場準備 13:00頃~、炊き出し提供 15:00〜17:00頃
会場:西公園 中央広場
所在地:宮城県仙台市青葉区桜ヶ岡公園
参加予定人数:80~100人(ボランティア含む)
オペレーション・ブレッシング・ジャパン HP:https://objapan.org
(yukari)